ゴットサーガ
2話[GSバトル](1/1)
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新機学園の適性試験から5ヶ月後の4月、仁達は港に来ていた
「ついにこの日が来たぜ入学式、これから俺の伝説が始まる。ここで女の子と仲良くなるぞ」
光輝の目が燃えていた。
「やっぱり、試験の時とは人数が違うな」
「適合者は500人中200人だって」
試験を受けていた男は310人だったが適性が合ったのはたったの5人だった。つまり、女子は全員合格した事になる。
「ふぁーーー眠い」
仁はあくびをした
「なんでまた6時集合なんだよ和泉が起こしに来てくれなかったら遅刻じゃすまなかったぜ」
「全くいったい何時に寝たのよ」
「午前0時」
「全く、これから寮生活なんだからしっかりしてよね」
しばらくすると迎えの船が来た。
「お待たせしましたでは、お乗り下さい」
仁達が船に乗ると驚いた。
「これがあの時の部屋か」
「こんなに広かったなんてびっくり」
「ヤッホー」
光輝が床に寝っ転がった。
500人から200人に減ったから部屋が広く感じた。
「和泉」
「何?」
「すまないが少し寝るから島に着いたら起こしてくれ」
「うん、分かった」
仁は夢を見た。
「やっと貴方に会えました次は私の封印されし力を取り戻して下さい」
「サーガ君はいったい何者なんだ、それに本当の自分っていったいなんだよ」
「今はお話できませんが時が来ればいずれ」
サーガが消えると同時に夢が終わった。
「仁、起きて島に着いたよ」
「サンキュー」
船から降りると、先生と思われる人がメガホンで話して来た。
「皆さん入学おめでとうございます。まず、皆さんを学生寮に案内しますので私に着いて来て下さい」
先生を先頭にぞろぞろと歩きだした。
「この道って学園に行く道と同じだな」
「確かこの先の別れ道を右にいったら学園に着いたよね」
話していると別れ道にたどり着いた。
先生は右に行かずに左の道に進んだ。
そしてしばらく歩くと学生寮に着いた。
「では、今から名前を呼びます呼ばれた人どうしがルームメイトになります。荷物を置いたら戻って来て下さい」
先生が次々と名前を言った。
「では、次は108号室の人牧戸仁と 遠藤光輝」
「仁と同じ部屋かよろしくな」
「よりによってお前と同じ部屋かよ」
二人は部屋に向った。
「108号室ここだな」
仁達は部屋の中に入った。
「なかなかいい部屋だな」
「奥のベットは俺が貰った」
光輝は素早く自分の荷物をベットの上に置いた。
「奥のベットは俺が狙っていたのに」
「早いもん勝ちださっさと外に出るぞ」
「待てよ」
仁は荷物をベットに置くと外に出た
外でしばらく待っていると全員が戻って来た
「では、次に学園に向かいます」
また先生を先頭に学園に向った。
10分後学園着くと体育館に案内された
「今から体育館に入場します中に入ったら順番に椅子に座って下さい」
先生が入ると新入生入場と拍手の音が聞こえてきた。
仁達、新入生が椅子に座り終わると拍手の音が止んだ。
「今から入学式を始めます最初は学園長からのお話です」
学園長がマイクの前に立った。
「学園長や校長の話しって長いから嫌なんだよな」
仁は溜め息を吐きながら話しを聞いた。
「皆さん入学おめでとうございます。私の話しは長いから嫌だなと思っている人もいると思いますので一言だけ言います3年間頑張って卒業して下さい以上」

「次は生徒会長からの島と学園の説明です」
先生が言い終わると一人の男が出てきたそれを見て仁、光輝、和泉は驚いた。
生徒会長は仁の兄疾風だった。
牧戸疾風は弟の仁と違って容姿端麗、成績優秀の超完璧人間なのだ。
「皆さん入学おめでとうございます生徒会長の牧戸疾風です。まずはこの島について話します。この島は皆さんも知っていると思いますが地図に無い人工島です。新機学園に入学したからには原則島から出れるのは月に一回、毎月1日に船が出ます。月に一回程度で生活用品はどうするんだと思っている人もいると思いますが、この島は学園から徒歩1時間、バスで20分の所に街がありますのでそこで、必要な物を揃えて下さい。次に学園の説明をします新機学園と他の学校との違いは訓練用のアリーナやシュミレーションルームなどがあります。授業は普通の授業の他にゴットサーガについての専門授業やゴットサーガを使っての実習などがあります。詳しい事は先生達に聞いて下さい」
疾風は生徒会の椅子に座った。
「兄貴が生徒会の会長かよ」
そして、入学式が終わると仁達は教室に案内された。
仁、光輝、和泉の3人は1年A組になった。
「また同じクラスだな一年間よろしくな」
光輝は形を組んで来た。
「引っ付くな」
「いいじゃん俺とお前の中だからな」
「そろそろ時間だぞ、席に付けよ」
「もう少しいいじゃん」
仁がうんざりしていると和泉が来た。
「いい加減しなさいよ仁が嫌がっているでしょ」
和泉は光輝の耳を引っ張って席に向った。
「痛い、痛い姫川耳引っ張るな」
「はぁーなんでこんな事になったんだろうな」
仁は溜め息を吐いた
キーン、コーン、カーン、コーン
キーン、コーン、カーン、コーン
チャイムが鳴ると担任の先生を教室に入って来た。
「皆んな席について私が1年A組担任の井上沙羅よよろしくね」
「あの先生は確かカードは反応しなかった時にお世話になった先生じゃないか」
「とりあえず皆んな入学おめでとう。今日は皆んなと仲良くなりたいからなんでも質問して」
「はい、はーい」
皆んなが何を聞くか考えている中、光輝が真っ先に手を上げた。
「えーと、君は遠藤光輝君だね、何が聞きたいの」
「先生の3サイズを教えて下さい」
それを聞いた途端に光輝はクラスの女子から一斉に睨まれた。
「ははは、ごめんねそれは内緒、他には」
「なら別の質問で井上先生は俺達と2つ3つ歳上の様に見えるけど何歳ですか」
「私はここを卒業してから先生になったの今年で5年目に入るから23歳ね他には何かある?」
「はーい先生の趣味はなんですか」
「休日は何していますか」
「彼氏はいますか」
次々と先生に質問の嵐が襲った。
「順番に応えるから慌てないでね」
井上先生が質問に答えていると授業の終了のチャイムが鳴った。
「では今日の授業は終わり、明日からは授業を始めるから覚悟しといてね」
井上先生は教室を出ると職員室に向った。
「授業終了、仁一緒に帰ろうぜ」
「あたしも一緒に帰る」
光輝と和泉が仁の元に来た。
「分かったちょと待ってくれ」
仁が帰りの準備をしていると教室の扉が開き、二人のメイドの格好をした人が入って来た。
メイドさんの登場で教室がざわめきだした。メイドさんは一人の女の子の前に来た。
「お嬢様、お待たせしましたお車の用意ができました」
「ご苦労、ところで例の奴はどうなっている」
「はい、資料は用意できましたのでお車の中でお渡しします」
「分かったわ」
女の子は教室を出ると同時に仁の方を見た。
仁と目が合うと女の子は目線をずらし、廊下の奥へと姿を消した。
「あの子どこかで見た気がするな」
「仁、早く寮に帰ろうよ」
和泉は仁の腕を引っ張ると教室を出て行った。
「おーい俺をおいて行くなよ」
光輝は走って仁達を追いかけた
「そこっ廊下は走らない」
・・・・・・・・
「学園から寮まで10分か、中学の時より近いな」
「いくら近いからって油断していると遅刻するから気を付けてよ」
3人が廊下を歩いていると別れ道についた
「それじゃ俺達はこっちだから」
「それじゃね」
仁達は自分達の部屋に戻るとカバンを机の上に置いた。
「仁、これからどうするんだ」
「俺晩飯まで昼寝する光輝はどうするんだ」
「俺はもちろん、女の子と仲良くなって来るに決まっているだろう」
「はいはい、それじゃあ心が傷つかないようにほどほどにしとけよ」
「俺を誰だと思っている、女の子の一人や二人直ぐに連れて来るって」
それだけ言うと光輝は部屋を出て行った。
「ふぁーあ俺は寝るか」
一時間後ケータイのアラームがなると目が覚め起き上がった。
「光輝はまだ戻って居ないのか」
仁は辺りを見たが光輝の姿は見辺たらなかった。
「そろそろ食堂に行こうかな」
仁が扉を開けた瞬間、光輝が目の前に現れた。
「うわっ」
「なんだよそんなに驚かなくってもいいじゃないか」
「どうしたんだよその顔、まるでこの世の終わりみたいな顔をして」
「今日の成績、10人にナンパして全敗した」
光輝は膝から崩れ落ちた。
「だから言っただろう傷つかない内に止めとけって」
「俺の何が悪いんだよ顔は仁よりイケメンの俺が」
「光輝よ、それは少し傷つくのだが。多分ナンパのやり方が悪いんじゃないか、いったいどういうやり方をしたんだ」
「それは」
光輝は部屋を出て行った後の出来事を話しだした。
光輝は玄関の前行くと二人の女の子を見つけ二人に話しかけた。
「こんにちは」
「こ、こんにちは」
「俺、遠藤光輝って言うんだよろしく」
二人は急に話しかけられて戸惑っていたらしい
「何話していたの?」
「この子に好きな人がいるんだけど一つ上の先輩でね、告白したいけど告白の仕方を聞いて来たの」
「彩ちゃん知らない人にそんな事を言わないでよ」
「それなら、俺が告白の練習相手になって やるよ」
「本当」

「良い感じじゃないか何処がいけなかったんだ」
「まだ続きが有るんだ」

「それなら早速俺の部屋に行こうぜ」
光輝は女の子の腕を掴んだ
「知らない人の部屋に行くのはちょと」
「いいじゃん行こうぜ」
「あのさあ嫌がっているから止めてよ」
「なら君も来ればいいじゃん」
光輝はもう一人の女の子の腕を掴んだ。
「ちょ、離しなさいよ」
光輝はそのまま女の子を引っ張った。
「きゃーーー助けて」
女の子の声は寮内に響いた。女の子の声を聞きつけて人が集まりだした。
「くそっ」
光輝はその場を立ち去った。
そんな事を繰り返していたという
「あのな、それはお前の手段が悪いお前は強引すぎるんだよ」
「くそっ、くそっ」
「とりあえず、食堂に行こうぜ、俺が奢ってやるからよ」
「こうなったらやけ食いだ」
二人は食堂に向った。
そして次の日
ドンドンドン、ドンドンドン
「仁、遠藤、起きてるそろそろ食堂に行かないと間に合わないよ」
「すまない、直ぐ着替えるからちょと待ってくれ」
しばらくして仁と光輝が部屋から出てきた。
「早く行こうよ食堂こんじゃうよ」
仁達は食堂に向った。
食堂に向って歩いていると一人の女の子が光輝にぶつかった
「大丈夫か」
「はい、だいじょう・・・・・きゃーーーー」
女の子は走って廊下の奥へと消えた。
「なんだったんだ」
「遠藤あの子に何かしたの」
「いや、何も」
だが、歩いていると女の子達が光輝を見ると走り去っていった。
「なんか光輝が避けられていないか」
「まさかな、そんなわけ無いだろう」
だが、光輝を避ける女の子は増える一方だった。
「ちょと聞いてくるね」
和泉が逃げた女の子に事情を聞きに行った。
しばらくすると和泉が戻り、光輝を憐れむ目で見てきた。
「なんだよ人を憐れむ目で見やがって」
和泉は女の子から聞いた話しを二人に話した。それは、昨日の光輝の行動が噂になり女の子に恐怖を与えているという
「そ、そんな」
光輝は膝から崩れ落ちた。
その後の食堂での食事では光輝は喉が通らなかったという。
「気にするな人の噂も75日って言うぜ直ぐに元に戻るって」
「うるせえ」
光輝は走って学園に向った
仁達が教室に入ると同時にチャイムが鳴った。光輝は机に顔を伏せていた。
チャイムが鳴り終わると井上先生が教室に入って来た。
「皆んなおはようホームルームを始めるから席について」
先生がホームルームを始めている中、仁は誰かの視線を感じた。
そしてホームルームが終わると1時間目の授業が始まった。1時間目はゴットサーガについての授業だった。
「皆さんも知っていると思いますが、ゴットサーガは今から20年前に開発されました。ゴットサーガは大きく分けて5つのタイプに別れます。赤、緑、青、オレンジ、紫です。赤は嵐のように連続で休まず攻撃をするのが特徴です。緑は遠距離攻撃を得意とする機体が多いです。能力が高い機体は1km離れた所でも攻撃可能です。青は長期戦タイプです。計算し尽くされた動きで無駄を無くし、攻撃に必要なエネルギーなどを軽減させエネルギーが減った所を倒す戦い方が特徴です。次にオレンジですがこのタイプは他の3タイプより少ないです。このタイプの特徴はエネルギー変換を使います。機体エネルギーを攻撃エネルギーに変えたりします。最後に紫ですが、このタイプはオレンジより更に少ないです。その訳は特殊能力を多く秘めているからです。では次に・・・・・・」
キーン、コーン、カーン、コーン
「では続きはまた今度で」
先生は教室を出て行った。

仁と光輝が話していた時
「牧戸仁ちょといいかしら」
後ろから声が聞こえた。仁は後ろを振り向くと桜の香りが鼻腔をくすぐった。どうやら桜の香りは彼女が付けている香水のようだ。
「えっと君は」
「私の名前は篠原琴音」
「何処かで見た気がするな・・・・・思い出した入試の時、船で大声出していた子だ」
「話しを戻していいかしら」
「ああ」
「単刀直入にいうわ、私は貴方の事を調べさせてもらったのその結果私は貴方のような人がサーガに選ばれた事を認めない勝負よ私が勝ったらサーガを手放してもらうわ」
「なんでだよ、俺が勝負する理由なんて無いだろう」
「貴方になくても私にはあるわ」
「ならお前の理由を教えろよ」
「分かったわ、私が貴方と戦う理由は貴方が私のサーガを奪ったからよ」
「どういう事だ」
「私はサーガを使う為にこの学園に入ったのでも、私にはサーガに反応がなかったそして貴方にはサーガが反応した。それは許せなかったでもサーガが選んだ人間は優秀な人だろうから諦める事にした。そしてサーガに選ばれた貴方を調べたのでも貴方は優秀な人ではなくただの凡人だった。サーガを使う人間は優秀でなくてはならないだから勝負よ」
「確かに俺は兄貴と違って優秀ではない、だがなそれはお前の願望にすぎないだろ」
「いいから私と戦うわよでないと」
琴音が手を叩くと何処からか一人の黒いスーツを着た男が現れ仁の背後をとり両腕を押さえつけられた。
「なんだこいつ」
「この人は私のボディガードよ」
「私と戦うなら離してもいいわよ」
「分かった」
仁が了承すると男が消えた。
「なら放課後、学園の裏山の入り口に集合よ」
琴音が机に座るとチャイムが鳴った。
「では、この時間は実習ですが最初は知識をつけてもらう為に今日は教室で勉強してもらいます。ゴットサーガを使ってのバトルをGSバトルと言いますこれは先に機体のエネルギーが0になったほうが負けです。皆さんは最初、それぞれの適性に合った機体(訓練機)で訓練してもらいますが 例外でゴットサーガの開発の関係ですでに専用機を持っている人などは専用機で訓練をしてもらいます。専用機を持っている人はカードが普通のとは違います」
井上先生の説明を聞いていると授業の終了のチャイムが鳴った。
そして、約束の放課後になった
仁は裏山の入り口に向ったが、光輝と和泉が着いて来た。
「なんでお前達も着いて来るんだよ」
「別にいいでしょ」
「いいじゃないか、それに仁の専用機も見てみたいし」
「戦闘になったら危ないから帰れよ」
「分かってるよ」
仁達が裏山の入り口に到着するとすでに琴音がいた。
「あら、てっきり逃げるかと思っていましたのによく逃げつに来ましたね」
「誰が逃げるかよ」
「それじゃ、裏山で試合をするわよ」
琴音は裏山の中に入って行った。
「ちょと待て、裏山は侵入禁止のはずだろう」
「大丈夫よ裏山の管理をしている先生をこれで殴ったら快く許可をくれたわ」
琴音は札束を見せてきた。
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「それは金で買収しただけだろう」
四人は裏山で広いスペースを見つけるとそこでゴットサーガを呼び出す事にした。
「では私の機体を呼び出す事にしましょう」
琴音はカードを取り出した。
「そのカードは専用機のカード」
「そう、私も専用機を持っているのよ」
琴音のカードが光出すと琴音の制服がゴットサーガ用の動きやすい服に変わりパーツが琴音に装着していった。
「これが私の専用機、イカロスよ」
画像2
「それが、お前の専用機か、来いサーガ」
仁がサーガを装備すると琴音が驚いた。
「貴方、なんで ビギニングセッティングのままなのよ」
「設定は初期設定でいいんじゃないのか」
「ダメに決まっているでしょ、そんなの私の知っているサーガではないわ、早く設定し直して下さい」
「そんなこと言っても分からないって」
「仕方ないわね、そのままでいいけどそれを負けた時の言い訳にしないでよ」
「その時はおとなしくサーガを渡す」
「なら、早速始めるわよ」
琴音が合図を出すと同時にイカロスの二枚羽から黒い煙が辺りを包んだ
「くそ、煙幕か」
仁は煙幕の外に逃げ、琴音を探したが琴音の姿は見当たらなかった
「何処にいるんだ」
「私が何処にいるか分からないみたいね、なら、このまま狙い撃ちよ」
琴音は 二枚羽からシャープシュウティング(狙い撃ち用ロングビームガン)を取り出すと光輝に狙いを定めた。
「ターゲットロックオン、軌道修正5度修正完了、弾道予測、射撃後の反動予測は予定内ねそれじゃいくわよ」
仁は後ろからビームが迫ってきたのに気づいたが避けきれずに直撃した。
「エネルギーが大幅に削られたか、今自分が使える武器は」
仁は使える武器を検索したが一つだけしか見つからなかった。
「武器はビームダガーが二つだけかビギニングセッティングだから仕方がないか」
仁はビームダガーを構えると次の攻撃に注意した。
「さあ、二発目行きますわよ」
琴音は再度シャープシュウティングを構えると二発目を撃った。
仁はギリギリでビームを躱すとビームが来た方向に移動する為に空中に浮いた。
「浮いたこれで向こうがわに行け・・・・・るうぅぅぅぅぅ」
仁は空中での制御ができずに機体に振り回された。
「いったいなにをしているのやら、だけど今がチャンス、このまま勝たせてもらうわよ」
琴音はシャープシュウティングを仕舞うと次に連射用武器アサルトカノンを撃った。
「うわぁ、うわあぁぁぁぁ」
仁はサーガに振り回されながら弾丸を躱した。
「ちょろちょろして」
琴音は更に連射のスピードを上げた
「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ」
更にサーガのスピードが上がり全ての攻撃を躱した。
「本気で怒ったわ、こうなったら中距離戦で片付ける」
琴音は仁が肉眼で見える所まで移動すると二枚羽から中距離用武器ドラグーンカッターを8つ放った。
「よし、だいぶん制御が出来るようになったな」
「これで終わりよ」
琴音の声が聞こえ、辺りを見るとドラグーンカッターに囲まれていた。
「一斉射撃」
8つのドラグーンカッターからビームが放たれると仁はビームダガーで素早くビームを弾いた。
「あまいわ」
ドラグーンカッターの先端が鋭利な刃物に変わると仁を襲った。
「くっ」
「残りエネルギー20%を切りました」
「エネルギーがほとんど残っていない」
「今度こそ終わりにしてあげますわ」
ドラグーンカッターがビームを放った。
ビームをダガーで弾くと弾いたビームが崖に激突し琴音の真上に大岩が降り注いだ。
「きゃーーーーーー」
「危ない」
仁は琴音を助ける為にブーストを最大にしたが、間に合う距離ではなかった。
「頼むサーガ頑張ってくれ」
仁がブーストを限界ギリギリまで放出すると奇跡的に間に合った。
仁は大岩をビームダガーで斬りつけたがビームダガーでは、傷をつけるだけで大岩を破壊できなかった。
「くそっ」
仁は仕方なく大岩を受け止めるとエネルギーが5%以下になり動けなくなった。
「篠原、こいつを破壊してくれ」
琴音はシャープシュウティングを取り出すと大岩を破壊した。
仁はそのまま降下すると琴音も降下した。
「なぜ、私を助けたあのまま岩に押し潰されて私を攻撃していればお前が勝っていた」
「あんなので勝っても嬉しくないよ。それに今は敵でもこの勝負が終われば俺達は同じクラスの仲間だ、仲間を助けて何が悪いんだ」
「仲間か、そんな事を言われたのは始めてよ」
「でもこれじゃぁ俺の負けだな残りのエネルギーももうすぐ0になるし、仕方がないサーガは諦めるよ」
「なるほど、サーガが選んだ理由が分かった気がする」
「何か言ったか」
「別に何も言っていないわよ」
琴音は仁に背を向けると言った。
「私もこんなので勝っても嬉しくないわ、だから、今回は引き分けにしてあげるから感謝しなさい」
二人は光輝と和泉が居る所に向った。
「牧戸があの時、使ったのはファーストブースト(俊足ブースト)まだ授業で習っていないから貴方は知らないはずだけど、どうして使えたの」
「分からないけど、なんとかして助けないといけないと思ったら知らないうちに大岩の目の前にいたんだ」
「つまり馬鹿力ってことね」
「馬鹿力か、そうだ篠原」
仁が声をかけると琴音は振り向いた。
「琴音よ次からは琴音と呼んで」
「なら俺の事も仁って呼んでくれ」
「分かったわで、何」
「ビギニングセッティングからセッティングを変えたいけど教えてくれないか」
「ええ、良いわよ」
二人の姿を見つけると光輝と和泉が近寄って来た。
「どうだった」
和泉が心配そうに聞いて来た
「試合は引き分けに終わった」
「大丈夫、ケガはしてないよね」
和泉は仁の体を調べた
「大丈夫だって」
「それじゃ私は先に帰る」
それを言うと琴音は学生寮に向った。
3話へ続く

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