僕のペット俺のペット。
スイートホーム
(2/12)




最早、何がなんだか分からない…。
陸の部屋に通され、ドアを閉められても、私は反応するどころか、陸の部屋を見回すことすら出来なかった。
ダメだ、頭がいっぱい…。


「…2人っきり、だね?」

「………えっ、あ、うん!? …え…なに?」


思考に呑まれて、陸の言が耳に入らなかった。


「……お前、今日、オカシイ」

「え、…そかなっ? いや、そんなことないっ! …てか、陸の部屋綺麗だねっ!? 意外!」


私は悟られないように、早口に色々口にした。
うん、陸の部屋は綺麗。


「……? …まあ良いけどさ、今日はこの体制になにも突っ込まねえのな?」

「…え」


陸はドアを閉めたそのままの姿勢で、私を追い込んでいた。通せんぼするみたいに、腕をついて。
くすくす笑って、私の顎をくいと上げる。


「……!! 離せ!」


急に顔が熱くなって、私は陸を蹴飛ばした。
でも陸は笑って。


「うん、その桃が良い」

「…っな、なによ? こうして欲しかったワケ? この変態っ!」


顔が赤いのがバレないように、私はめいっぱい強がった。




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