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●スイートホーム
(2/12)◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
最早、何がなんだか分からない…。
陸の部屋に通され、ドアを閉められても、私は反応するどころか、陸の部屋を見回すことすら出来なかった。
ダメだ、頭がいっぱい…。
「…2人っきり、だね?」
「………えっ、あ、うん!? …え…なに?」
思考に呑まれて、陸の言が耳に入らなかった。
「……お前、今日、オカシイ」
「え、…そかなっ? いや、そんなことないっ! …てか、陸の部屋綺麗だねっ!? 意外!」
私は悟られないように、早口に色々口にした。
うん、陸の部屋は綺麗。
「……? …まあ良いけどさ、今日はこの体制になにも突っ込まねえのな?」
「…え」
陸はドアを閉めたそのままの姿勢で、私を追い込んでいた。通せんぼするみたいに、腕をついて。
くすくす笑って、私の顎をくいと上げる。
「……!! 離せ!」
急に顔が熱くなって、私は陸を蹴飛ばした。
でも陸は笑って。
「うん、その桃が良い」
「…っな、なによ? こうして欲しかったワケ? この変態っ!」
顔が赤いのがバレないように、私はめいっぱい強がった。
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