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●ギミック
(1/8)◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
ガチャッ──
乱暴にドアを開けて、少しびくっと肩をすくめてしまう私。
それを見て、陸はドアノブを手で押さえたまま体を横に向かせる。
「…何よ」
「お先にどうぞ? お姫様」
「はっ。アホか」
私はあしらったけど、陸はドアノブにかけてない方の手を私に差し出した。
舞踏会で「踊りませんか?」──そう、そんな感じに。
反射的に、手を取る。
私の手を握る優しさに、ちょっと驚いた。
…私がバカだった。
陸は先生がいないことを確認するや否や、優しく握った手に力を込めて逃げられないようにしやがった。
「なっ、や!」
ばさっと、私の体をソファに放り投げる。
そして、上から体重をかけてきた。
「ちょっと待って…何よ!?」
「なに…って、忘れたとは言わせないよ? さっき君、大好きな先輩に何を言おうとした?」
はっと、思考が止まる。
私は──
「お仕置きですね?」
「やっぁ…あ!!」
叫んだ。
誰かいて、助けてくれないか。
しかし保健室は無人で、陸はにやりと笑って。
「やっぱ、ソファじゃいや? ベッドが良いの?」
「誰もンなこと言ってな…っ!」
体が重力を失った気がした。
私は陸の肩に担がれていた。
陸はさっさと奥まで移動し、私はいとも簡単にベッドに投げられる。
手首を抑えつけられ、陸は馬乗りの体制。
「やっ…離せ!! このっ!!」
「抵抗してる姿、そそられますね。──もっともがけよ」
(あぁぁあぁ……)
悪魔の顔になった陸に、最早私が敵う術はなかった。
それほどに、陸の手に込められた力は抵抗を許さなかった。
ギシッ──
「っン……ッ!!」
私は漏れそうな声を必死に押し留めた。
首筋に絡みつく舌。
肩をふるふる震わせ、唯一自由の利く頭を振る。
「チッ…騒がしいな」
左手を離し、私の頭をホールドする。
しかし、私に自由になった右手を使わせる暇も与えず、陸は敏感な部分ばかりを集中して舐め始めた。
「いやっ…ゃ…め……っは」
「いや、じゃないでしょ?」
ぷつん──
(!!?!)
「やめっ…おま──!!」
頭がブラのホックを外されたことを認識するより先に、陸の手が私のそこを直に触っていた。
陸の手が何だか熱い。
…違う。
私の体が…熱い……─?
「いっや…ぁ」
抵抗は甘い声にしかならなかった。
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