『ガガガガーザァー…ピープシュウ〜』




机の上に置いてあるヘッドフォンから変な音が聞こえてきた。


窓のカーテンの隙間から朝日が入りこんでくる。
それはもう朝だといっているかのように…



ヨウはゆっくりと重いまぶたを開けた。


そこにはいつもと変わらない古びた天井が広がっている。



いつもと変わらない風景



ヨウは重たい上半身を起こし、窓のカーテンを開けた。
そこには太陽の光が広がっていた。



いつもと変わらない世界…


『バァァァァァン』


いきなり大きな音がした。ヨウがゆっくりと後ろを振り向くと…

そこにいたのは…




「ヨウ〜おはよう！！隊服持ってきたよ」




新しい隊服を着て笑顔でいうミズキだった。




「………」



朝からミズキのテンションにはついていけないヨウだった。



彼は朝が苦手なのだ。