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一章[乾いた自分](1/1)
街の不良として地域の皆様に迷惑をかけていたキース
俺はキース。もちろん本名ではない。
仲間につけられたアダ名ってやつだ。
仲間と言っても俺も相手の本名は知らないし、知りたくもない。
ただ、毎日同じ場所を共有するだけの存在。

俺は乾いていた。
それとともに俺は焦っている。

元からない地位と名誉を追いかけるように、毎日行き場のない道をただ歩き続けた。

両親は理由があって、もう居ない。

俺は親戚中を流し回された。

最後に辿り着いたのが

7歳の時に来たこの富豪の家だ…

この頃からだろう俺を乾ききった人間にしてしまったのは…


金にはなに不自由なくしてくれるし、奥さんは当時17歳で、体の半分が脚なんじゃないかと思うくらいの美人だ。

当の俺を引き取った富豪…つまり主人は当時45歳。


金を持ってる中年は時に回りの批判も気にせず大胆な事をするって事をまだ下の毛も生えてない俺でもわかった。






俺は、周りから見ればなに不自由なく育てられてるように見えるだろう。

実際は違う。


俺は中学の時お小遣いを月に10万、義理の母親からもらっていた。

義理の父親はたったの1000円しかくれない。

どちらかといえば父親のが普通なのだろう。

なぜ母親は10万もくれたのか?

母親は別に俺が可愛いわけではない

実を言うと俺の義理の父親はEDだったんだ…

義理の母親は表明上は

「頑張って治しましょう」なんて言ってるが

母親でさえまだ十代だ。

元気なエキスが欲しかったのかある日父親が居ない日の夜に俺の部屋に来た

すると母親はなにも言わず俺を裸にして
俺から純粋な部分を奪った。


以来、母親はちょくちょく俺の部屋に来るようになった。

最初は正直嫌ではなかった。

でもだんだん嫌になる。

それはそうだ。

毎日のように迫ってくる相手は旦那のモノが元気な日は旦那のモノで狂ったように叫んでる。

ようは誰のでも良いんだ。


そして俺はいつからか?その行為に感情さえなくなった。

ある日言った

「もうやめてくれ、もう耐えられない」

義理の母親は不敵な笑みを浮かべて部屋を出ていった。

正直ホッとした。


しかし母親はすぐに戻ってきて俺の手に福澤諭吉を十枚並べてこう言った


「パパに喋ったらあんたもこの家に居れなくなるよ。出ていくか、このお金でこれから毎月黙っているか、選ぶのはあんた。」



あの時の顔は二度とわすれない。


それ以来俺は家に帰らなくなりいつの間にか世間では不良と呼ばれる連中とつるむようになっていた。

もちろん金に困れば家に帰り母親を抱く。


そんな毎日を送っている。

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