SFショート集
[「運命の星」](1/9)
私は夜、星を見るのが何より好きだった。
星を見るといっても観測などの専門的なことはおよそ縁がない。ただ眺めていれば、心が落ち着くのだった。
ある日、いつものようにベランダから夜空を見上げると、秋から冬にかけては空気が澄んでいるのか、いつになくたくさんの星が輝いていた。
夜空に散りばめたダイヤモンドとは昔からよく例えられるが、まさにそのとおりだと思った。
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