SFショート集
[「消しゴム」](1/4)
授業中、落書きをしていたら先コウに見つかりそうになった。
オレは慌てて消しゴムで消そうとしたが、一向に消えない。そればかりか汚れる一方だ。
むきになって強くこすると、ようやく消えた。
オレはお世辞にも優等生ではない。その後、居眠りが見つかり、
「ノートくらい、真面目にとれ」
と、顔を真っ赤にした先コウがこちらにやってきた。
そして、次の瞬間、先コウばかりかオレまで驚いた。
ノートにぎっしり授業内容がメモってあったのだ。
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