甘党作家と祈りの手首
[新たな死体](1/10)
「キャアアアアア」
「また出たんだわ殺人鬼が! !」
猟師の話を聞き、その場にいた神父様の取り巻きの女の子達は、怯えた様子でパニックになっていた。
「落ち着きなさい。あなた達は今すぐ自宅へ帰るように。絶対寄り道はせずに、まっすぐ帰宅すること。」
リンドウさんは、怯える彼女達にすぐに自宅へ帰るように指示する。
「…行くぞアルマ」
「は、はい!」
猟師から聞いた現場へと向かおうとする先生の後を追って走り出そうとした時、神父様から声がかかる。
「お、お待ちください!私もついて行ってよろしいでしょうか…!哀れな彼女に祈りを捧げたいのです…。」
「…見ない方がいいと思うが。 まあ、好きにしろ。」
「ありがとうございます。リンドウ、彼女達をよろしく頼む。」
「わかりましたわ。」
神父様は彼女達をリンドウさんに任せると、私たちと共に現場へと急いだ。
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