甘党作家と祈りの手首
[カトレア](1/4)
カトレアは人口が約600人程の小さな村だが、花や果樹栽培に力を入れており、村全体が彩り豊かで美しい。
また、古くからある美しい教会や建物も多く 、村の中心にある噴水はこの村の人々の憩いの場として愛されている。
馬車から降りた私たちはとりあえず、村の中心に向けて歩き始めた。
「わあ、いい香り…」
通りを歩いていると感じるのは芳しい花の香り。暖かい風に吹かれて、優しい甘い香りが漂ってくる。村のあちこちには花が飾られており、その建物を華やかに彩っていた。
どの家にもそれぞれ立派な庭があり、その庭の中でも様々な色や形の花や、樹木が太陽に照らされて生き生きと咲き誇っていた。
- 6 -
前n[*]|[#]次n
⇒しおり挿入
⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?
[編集]
[←戻る]