夢見る私にささやいて
[Epilogue 2](1/6)
「・・・プロポーズ、ですか」
「そーですよ!」
「どんな感じだったんですか♪」
「晴海先生のことだから、王子様みたいなプロポーズされたんじゃないんですかぁ♪」
その後も隙を見つけては、先輩先生方からの質問はつづく。
晴海は今も、3人の女性の先生に囲まれていた。
「えーと…そう言えば、してないですねぇ」
「「えーーっ!?」」
プロポーズとは、それほど重要なものだったのか…女性達から避難の声を受ける。
「それは絶対にダメです!」
「プロポーズは全女性の憧れですよ!?」
「今からでも遅くないですから!必ず思い出に残るプロポーズ、して下さい!!」
「・・・は、はぁ…」
女性先生達の気迫に圧倒され
頷いたものの…
ー思い出に残るプロポーズって
何をどうするんだろ…?
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