泡沫の心緒
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バイトの時間になればいつも慣れてるはずなのにミスをした。


学校ではぼんやりしててノートを取り忘れてた。


お母さんが夢に出てきたせい。


調子が悪いのは雨のせい。


お墓参りは言われなくてももう行かない。


行きたくない。


もう考えない。


「莉穂帰ろう」


「もうそんな時間…」


今日は一日身が入らなかった。


明日からちゃんとしよ。


そう考えて今日のことはもう忘れよ。


環と帰ってお風呂に入って寝る。


もう今後お母さん夢に出てこないで。


夢に出てきても知らない人に思うことにする。


知らない人が出てきた夢にする。


「環記憶を消す道具があればいいのにね」


「そうだね」


「あの人のこともお母さんのことも消したい」


「そうだよね」


「そんな馬鹿なことを考えても意味ないのにね。
おやすみ環」


「うんおやすみ」


私と環だけのこの環境が心地いい。


ほんとに私の世界には環だけいればいいと痛感する。





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