泡沫の心緒
[18](28/28)
バイトの時間になればいつも慣れてるはずなのにミスをした。
学校ではぼんやりしててノートを取り忘れてた。
お母さんが夢に出てきたせい。
調子が悪いのは雨のせい。
お墓参りは言われなくてももう行かない。
行きたくない。
もう考えない。
「莉穂帰ろう」
「もうそんな時間…」
今日は一日身が入らなかった。
明日からちゃんとしよ。
そう考えて今日のことはもう忘れよ。
環と帰ってお風呂に入って寝る。
もう今後お母さん夢に出てこないで。
夢に出てきても知らない人に思うことにする。
知らない人が出てきた夢にする。
「環記憶を消す道具があればいいのにね」
「そうだね」
「あの人のこともお母さんのことも消したい」
「そうだよね」
「そんな馬鹿なことを考えても意味ないのにね。
おやすみ環」
「うんおやすみ」
私と環だけのこの環境が心地いい。
ほんとに私の世界には環だけいればいいと痛感する。
- 172 -
前�n[*]|[#]次�n
⇒しおり挿入
⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?
[編集]
[←戻る]