死ぬほど嫌いなあの子が親友に
[激突](1/2)



その日の帰り道




「みけー!一緒に帰ろう!」



部活が休みの日は
基本的に太郎と一緒に帰っていた。




「うん!今行く!りなじゃあね!」



「うん、またあしたー」




りなに挨拶をして
太郎の元へと向かった。





帰り道何か食べてこーなんて
話をしながら昇降口へ行くと







タイムリーにあいりちゃんと
バッタリ(^ω^)








予想外の展開に
キョドってしまった私だけど



向こうは敵意むき出しで
私たち(というか私)の方を睨んできた





















実際は3秒くらいだったんだろうけど
この沈黙が数分のように感じたよ(笑)









誰も喋らない中、
沈黙を破ったのは太郎くん。







「みけ、ほら帰るよ。」





私の手をぎゅっと握って
あいりちゃんの横を通り過ようとした時











「ちょっと待って!」









急に大声出さないでよ
びっくりするなぁ(^_^)イラ










「なに?」




「あんたじゃない、太郎に用があるの」




(あ、ご用でない)




「なに?俺は話すことないけど。」




(よく言った、太郎!




「ねぇ、、本当にそんな人でいいの?」




(あいりちゃん泣きそうじゃん
ていうか、そんな人って!)




「それどういう意味?」




「そんなやつ、ただのクソビッチじゃん!!
やめときなよ!!!!!」




(は!?ちげえよ!!!!!イラ)




「待って、まずお前がみけのなにを知ってるの?
俺の方がみけのこと知ってるだろうし
みけがそんなやつじゃないってことくらい
わかってる。」




(太郎〜〜( ; ; )感激)





「やだ、、太郎、やだよ、、
私、、ほんとに太郎が好きなの、、
お願いだからそんなこと言わないで。。
その人の味方なんてしないでよぉ」




「悪いけど、もうお前に気持ちないから。」




「そんな、、じゃああれは嘘だったの?
好きでいていいよって言ってくれたじゃん!!
あれはまだ可能性があるってことじゃ
なかったの!?」




「そういう解釈させちゃったなら謝る、ごめん。
ただお前が好きでいるのは勝手だけど
俺は自分の恋愛をするってことだった。」





「や、やだ、、いや!!!!







そう叫ぶと逃げるように
昇降口から出ていったあいりちゃん。







もし、私が好きな人から
あんなこと言われたらすごい辛いと思うから
この時のあいりちゃんの気持ちを考えると
さすがに心苦しかった←









でもそこまではっきり
言ってくれた太郎に安心したし
嬉しかった。






これで諦めてくれればいいけどなぁ









- 24 -

前n[*][#]次n
/44 n

⇒しおり挿入


⇒作品レビュー
⇒モバスペBook

[編集]

[←戻る]