快楽に溺れ、過ちを犯す生命体【アナザーストーリー】
[繰り返す過ち](1/1)
オレはおじさんが手配してくれたビジネスホテルで暮らし始めた。
これから勉強に集中できる。
夏休み期間はホテルに缶詰め状態になり、ひたすら勉強に没頭した。
食事はルームサービスを頼み、ロビーにはコインランドリーも完備してある。
費用は全ておじさんが負担してくれた。
母親とは退院した日以来顔を合わせてない。
おじさんにはこれ以上、オレに変なマネをすることがあれば、母親との関係を一切絶ち切り、おじさんが負担したマンションや店の資金を全額を返済してもらうという厳しい事を言われ、さすがの母親もおじさんに従うしか無かった。
夏休み期間はホテルで暮らせるから問題はないのだが、問題は2学期に入ってからだ。
おじさんとはその件で色々と話し合いをした。
今住んでいるホテルから学校までかなりの距離がある。
公共機関を使って通学しなければならない、さすがにそれは難しいと判断し、おじさんは中学を卒業するまでの間、学校の近くにある、ワンルームマンションの部屋を借りて、そこで生活してみてはどうだろうか?と言ってきた。
おじさんは不動産関係の人と繋がりがあり、オレの為に、出来るだけ学校に近くにある住まいを探してくれた。
卒業までの間だから、約半年ちょっと。
それだけの為に、わざわざ部屋を借りるのは申し訳ないと思い、オレなりにネットで色々と調べた。
【マンスリーマンション】
月単位で借りられる部屋で、中には料理器具や電化製品も完備してある。
オレはマンスリーマンションの事をおじさんに話した。
場所によっては、敷金礼金が0という所もある。
なるべくおじさんの負担を軽くさせようとオレなりに調べた。
間取りもワンルームから2LDK等色々とある。
オレはそこで一人で暮らすから、ワンルームでダイニングキッチンのある部屋を借りようと思い、おじさんに相談した。
立地条件も申し分なく、電車で
二駅先の駅前にあるマンスリーマンションだ。
「そこにするのかい?他にももっと良い部屋はあるが、亮輔くんがそこに住みたいと言うなら、すぐにでも手配して住めるようにしておくが、食事の面は大丈夫なんだろうね?」
おじさんはオレの食生活を心配していた。
だが、志望校は全寮制で、何でも自分でこなさなきゃ出来ない。
炊事、洗濯、掃除等々…
オレはこのマンスリーマンションで一通りの家事も覚えて、寮生活が苦労にならないようにと、敢えてこの部屋を選んだ。
とはいえ、全く母親と会わないというワケにはいかない。
おじさんと母とオレの3人で話し合い、月に1度は実家に帰るようにしよう、そういう約束でマンスリーマンションに住む事になった。
そして今後一切、母子で身体の関係を持つ事はいけない…
母親はその条件を飲んだ。
2学期に入り、マンスリーマンションから学校に通う事になった。
そして月に1度は母親の下に帰る、そんな日々を過ごしていた。
おじさんとの約束どおり、母親はオレに手を出すことなく、一人暮らしで困ったことがないか尋ねてきたり、家事で分からないところなど、教えてくれたりした。
秋が深まる頃、実家で風呂に入っていた時だった。
「亮輔、お母さんやっぱり我慢できないの!いいでしよ、ね?」
全裸のまま、浴槽に入ってきた。
あれほど罪悪感を感じた近親相姦だが、母の裸体を目の前にした瞬間、理性は吹っ飛んだ。
また過ちを繰り返してしまったのだ。
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