ぶりっ子の憂鬱。
早く、潰して。?(6/6)
ポタッ、と落ちるオレンジな液体は、きっと悠くんの髪から落ちたもの。
カタカタと震える女の子に、悠くんは喋りかけた。
悠「ねえ。」
それだけなのに、女の子の震えは高まり私は同情の目を向けた。
「わた、私…ゆ、悠くんに、!!」
そう慌てる女の子。
悠「ねえ。俺さ、人に勝手にイラついていじめようとする人の考え、イマイチ理解できないわ。二度と莉菜に近付かないでくれる?」
そう言うと、女の子は走って出て行った。
莉「悠くん…シャツ、脱いで。私、今日洗ってくるよ。」
悠「えっ!?//あ、そういうことか…いやいいよ。ただのジュースだし。」
莉「よくない!私のせいだから。」
悠「俺は、莉菜の方がやばいと思うけどな。」
莉「どうして?」
悠「さっきから、寒そうにちょっと震えてる。」
そう言った悠くんは、私にパーカーを渡した。
そして悠くんは、シャツを脱ぎスタジャンを着た。
悠「じゃ、シャツはお言葉に甘えようかな。」
そう言って悠くんは、私にシャツを渡した。
そして、
送ってあげる。もしかしたら、まだあの子がいるかもしれないから。
そう言う悠くんは私の前を歩いた。
…私の予想では、きっとビビりまくっていないと思うけどな。笑
ーー帰り道
莉「私、悠くんに助けられてばっかりだね。」
悠「それでいいじゃん。俺のこと、頼ってよ。前も言ったしょ?」
そう悠くんが言うと、あの時と同じ夕焼けの光が目の前に広がった。
さっきまで曇っていたのに、綺麗だなあ。
そう呟くと、
確かに。
そう返され、そのあとは何も喋らずずっと歩いた。
これだけでも幸せだ。
悠くんのパーカーから、いい匂いがする。
そんなことを考える私は変態だろうか。、、
P.52
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