ノラネコ―R18―

雨(1/8)





「入るぞー」




22時10分前に、麻希はテツの家に着いた。



勝手知ったるなんとやらで、ズカズカとテツの家に上がると、バスルームからひょっこりと現れたのは、赤髪の坊主頭ではなく、栗色のロングヘアー。



絶句しているのは、見慣れない女性の方だった。



麻希は大して驚きもせず、キョロキョロと辺りを見渡す。




「あれ?テツは?」




「あ、の……………」




「ああ、私彼女じゃないから。浮気相手でもないし」




気もなくそう言うと、女性は安堵の表情を浮かべた。



そして、女性の視線の先は寝室。テツはそこにいるのだろうか。




「寝てんの?」




「さっきは起きてました……………」




そそくさと服を着たらしい女性は、居たたまれないのか化粧もせずに荷物を纏める。



髪も充分に乾かしておらず、「風邪ひきそうだな」と、その様子をぼんやりと見ていると、脱兎の如く帰っていった。




「妬いた?」




「馬鹿じゃねぇの?」




いつの間にかそこに居たのか、後ろからそっと抱き締められる。



ふわりと香ったのは、テツの香水ではなく、女の香水。



しかし、胸が痛むことはなかった。



ただ、早く欲を満たしてほしくて、振り向いてテツの形の良い唇に食らい付いた。



貪るように口付けて、二人でソファに雪崩れ込む。




「ん……ぅ、ふ……」




ちゅく…ちゅう、ちゅ…ちゅっ



絡まる舌、響く水音。



飲みきれなかった唾液が、麻希の顎を滑っていく。



すると、テツの大きな手が、服の中に潜り込む。




「あ、ん…」




服を捲られ、豊満な白い胸が外気に晒される。



ブラの上から緩く胸を揉みしだく、テツの手。




「あ…んん…」




ブラの上からでも解るくらいに、立ち上がる乳首。



指で弄られて、麻希の腰がぴくっと跳ねた。




「もう固い。相変わらず感度良いな」




いたずらにテツがブラ越しに撫で、摘まむ。



その度に跳ねる麻希の身体。



ぷつん、と軽い音がして、ブラが外された。



ぷるんと胸が揺れ、立ち上がり紅く熟れた乳首が、ふるふると震えている。



テツはその熟れたものを口に含むと、コロコロと舌で転がし、気紛れに甘く噛む。



片手は腰に、片手は乳首を捏ねて弄ぶ。




「あん…!…は、あ…っ!や、ん…」




「コリコリじゃん。きもちい?」




「ん…も、そこばっかり……」




麻希の言葉に妖しく微笑むと、テツはショートパンツごと下着を脱がした。



既に下着は濡れており、いやらしく糸を引いて切れた。



くちゅ…




「あ………」




膣口にテツの指が触れる。



そこは、誘うように開いていた。



割れ目を下から上に向かって擦ると、肉芽に触れるテツの指。



触れられただけで快感なのか、ビクッと麻希の腰が揺れる。



ソファの背凭れに片足を掛けて、片足を自分の肩に置くテツ。



暴かれた秘部は、濡れて妖しく光っている。



ピンクの秘部が、可憐な花びらのように誘う。



ぷくりと膨れ、濡れて誘う肉芽を尖らせた舌先でつん、と突くテツ。



その快感に、愛液が更に溢れた。




「美味そう……」




ポツリと呟いて、肉芽に食らい付くテツ。



じゅる…ちゅぱ…ちゅう…




「あ、ん…あ、あ……はあ…!あ、や…ん」




「腰浮いてる。押し付けちゃって……そんなにイイ?」




「ん…あは…ん…イイ……」




麻希の腰が浮き、テツの顔に押し付けてしまうが、それに応えるように肉芽を舌で押し潰し、膣内に挿入される指。



すんなりと何本もの指を飲み込み、愛液がつうっと垂れていく。




「ここじゃ狭いし、ベッド行くか。さっきの女とヤってたけど」




「ん………いーよ、別に」




麻希の言葉に曖昧に笑うと、テツは麻希を抱き上げて寝室に向かった。




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