十二支の神
二十の章[看病](1/1)
ある日。花恋が熱を出した。
医師「はしゃぎ過ぎて熱を出したようですな。まあ、寝ていれば治りますよ。」
花恋の母「どうもすみません。花恋、透視師を呼んで来るから寝ていなさいよ。」

しばらくすると、花恋の母が呼んで来た透視師が 花恋の部屋へ来た。 透視師が透視を始めた。
透視師「問題ありません。安静にしていれば良くなります。」

花恋の母「ありがとうございます。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
母親が去りしばらくした頃、花恋の部屋に足音が 近づいた。そして、花恋の部屋の前で止まった。
花恋「誰?」
辰ノ宮「辰ノ宮です。花恋様、失礼します。」 そう言うと辰ノ宮は、ふすまを開け、花恋の許へと歩み寄った。
辰ノ宮「花恋様、具合どうですか?」

花恋「頭が痛いわ。」
辰ノ宮「そうですか。では失礼します。」 辰ノ宮は、濡れた冷たいタオルを花恋の額に丁寧に
のせた。
辰ノ宮「どうですか?」

花恋「冷たくて気持ちいいわ。ありがとう辰ノ宮。そういえば、皆は?」

辰ノ宮「他の皆は、仕事が残っていて来られないんです。皆花恋様の所に行きたがっていましたよ。」

花恋「そうなの。」

辰ノ宮「俺もそろそろ失礼しますね。」

花恋「まって。」
辰宮「どうしました?」
花恋「もう少しだけここに居て?一人だと心細いの。」

辰ノ宮「分かりました。喜んで!」




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