正しい恋のはじめ方
[あの日のこと](1/12)
『ちょっ…待てって!のの!
逃げんなっ!!』


ー今でも鮮明に覚えてる。


『はぁ!?もぅ…ばっかじゃない!?
マ、マジで言ってんの…?』


ーあいつに追われて、教室の教卓の下に逃げ込んだ。


『マジマジ!大まじめ!!』


ー息を切らしながら、教卓の下を覗き込むあいつの目は本気で…


『こんなこと、お前以外誰に頼めんだよ!?』


ーいつもはふざけてばかりなのに


『はぁ!?…てか、そんな…
ノリですることじゃないしょ?』

『…意外と乙女〜♪』

ガンッ!!

『ってぇ!!ごめんて、な?
頼むよ〜!こんなこと、ののにしか頼めない!!』



ー真剣で… …熱っぽい…



『… …ぁたしで、いぃの…?』

『…ん。つか… …ののがいい』



ーあいつの瞳に

ドキドキした…



『… … …ぃ…痛いの、ャだょ…』

『… …優しくする…』





初体験は、高3の冬だった。


あれ以来あいつとは疎遠になってしまい、今どこで何をしているのか…


今思えば、あれが私の

初恋だった…。




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