義理ギリウーマン
[揺れる店長](1/21)

一週間ちょっと経って、ようやく仕事が落ち着いて、少しずつお客さんが戻ってきた。

今日は夜間作業もないし仕事も早く終わったから、久しぶりに手の込んだご馳走作っちゃお!


月曜から出張行ってた店長もちょうど帰ってくるみたいだし!


るんるんで家に帰って晩御飯の支度をしていると、玄関のインターホンが鳴った。


「誰だろ。
宅配かな?」

手をふいて急いで玄関に向かう。


ドアを開けると、綺麗な女性が立っていた。


宅配かもしれないしこの人が誰なのか全く分からないけど、何故だか変な胸騒ぎがした。


「こんばんは。
突然すみません。」

綺麗なお辞儀につい見惚れる。



「いえいえこんばんは!

えっと、、あの、、どちら様で、、」


恐る恐る聞いてみる。



「私、中本ちかと申します。
この家で前まで働いていました。」

女性が申し訳なさそうに微笑んだ。



- 170 -

前n[*][#]次n
/284 n

⇒しおり挿入


⇒作品レビュー
⇒モバスペBook

[編集]

[←戻る]