秘密パーティーにようこそ
☆[開かれた扉](1/2)
指定された町田のシティホテルに着いたのはもう時間ぎりぎり…
玄関で着いた事をメールで告げると部屋の番号を教えてくれた
「なんか…ドキドキするね」エレベータを待ちながらアキラに話すと
エレベータに乗り込むなり唇を優しく重ねてくれた
「大丈夫だよ…きっと」
『とか言って…自分も舞い上がってんじゃん』
少し上ずったアキラの声でこっちの緊張がとけた
「644…ここだ」
ノックして部屋に入ると、みんなもう早くに着いていたみたいで
「いらっしゃい♪みんなお待ちかねですよ!場所分からなかった?」
スーツ姿のヤンエグ風の男が迎え入れてくれた
ひととおり挨拶を終えて
促されるままにテーブルの隅に腰掛ける…
アキラは古くからの知り合いのように、あっという間に周りのみんなに打ち解けている
『ほんと…得な性格…あたしなんかまだドキドキだよ…』
やっと少し余裕が出てきて周りを見渡す
二間続きの和室
隣の部屋には合宿みたいに布団が敷き詰められている
その敷き詰められた布団を見た途端…
これから行われる行為を思い…芯の奥がズキッとした
じんわり濡れてるのが…自分でも分かる…
と…目の前の男が…考えてる事を見透かしたように微笑んだ
恥ずかしくて
また…少し溢れた
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