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∴[To come back!](1/7)
ここは2196年。
技術や国際情勢、ブームや主流は大幅に変わった。
しかし、この時代の人間も想像できなかった。
800年後の未来のことなど…
そんな2196年に5人の少年少女がいた。
そう、町では悪童と評判の“ノビル"“ヤイバ"“次郎"“花"“トム"だ。
彼らは今日もいつもの公園に集っていた。
「おいおい、次郎。またスリしたのか。」
「おぅ!変な格好のババァがいたからよ、そいつから取った。」
「でもバックごと盗むなんて流石お前だよな」
「あぁ、それより中身を見てみようぜ。」
とヤイバが言うとバックを開け始めた。
しかし、そこには何とも不思議な物が入っていた。
光る玉、厚い手袋、黒い注射器、変な形の小物、重い硬貨…
五人は興味津々と見た。
「不思議なものがたくさんあるわねぇ。」
「変人から盗ったな。」
「この光る玉は何だ?」
と思い思いに気になる物を手に取った。
しばらく盗品をいじるがやはり皆、光る玉に興味が沸いた。
「これは何かしら。」
「多分人工物だろう。」
「どっかに仕掛けがあるんじゃねぇか?」
と言ってノビルがいじり始めた。
すると、ノビルはどこかの仕掛けを押してしまったのか、玉は突然振動し始めた。
「おい、おい!」
「どうした?」
「震えてるわ」
「危ねぇんじゃねぇか」
「捨てろ!捨てろ!」
しかし、もう遅かった。
五人の周りは玉から出た、光りのドームで覆われた。
そして、ドーム内は強い光を放った。
そして光が消えると五人は消えていた。
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