私と保健室の無気力教諭
[灰色王子様](56/56)




「でも最近変わったんだよね」


「変わった?」


「うん。凛々の気持ちを優先して自分から何かしようとしなかったのに、今は凛々を振り向かせるために頑張るんだって」


「……っ!!」


夏目の目に輝きが戻る


「わたし、九条くんを応援する…!!!応援したい!!」


「う、うん。じゃあ、俺が凛々の事言ったって唯斗に言っていいから、直接本人に伝えれば??」


「うん!!そうする!!」


ワクワクとドキドキで溢れる夏目に


「好意に気付かないってのは、凛々だけの話じゃないよね」


瀬戸は微笑みながら言った


「??????」


言われた意味が分からず、言葉の意味を問おうとしたが



「ピピーーーーーッ!」


運動大会終了の笛が鳴り



その意味を知る事なく、その日は終わりを迎えた









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