(BL)アナタとワタシのハッピーエンド
[夏休み](2/13)
義希の苦手はナオミの得意
ナオミの苦手は義希の得意
よくできていると本当に思う
義希は久しぶりに足を踏み入れたナオミの部屋で
出されたコーヒーを飲んでいた
重い沈黙が続く中
ナオミがノートを開く
「ここだろ?」
「あ、うん…そう……
…何で?」
「そりゃ毎回同じペースでやってりゃな」
問いかける義希に
いままでの習慣を明かして
小さく笑う
普通…
その空間は普通だと思った
特異な感情を胸に抱く以外は
他の友人と変わらない…
そう、思った
しかしその距離が一番厄介なのだとも
ざわつきを胸に時間は静かに過ぎていった…
「お前…新とどうなの?」
一段落ついた瞬間
ナオミは不躾に切り出す
正直
以前と明らかに変わった二人に苛立っていた
何も言えないと分かってはいても
数日のうちに変化を遂げ
胸の内に悩みを抱える義希が許せなかった
動揺の色を隠せもしない義希を見つめ
頭をもたげる黒い感情
「…関係ない…」
義希の拒否する言葉を耳にした瞬間
ナオミはその感情に従い動いていた…
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