シスコン兄貴とブラコンの私
[真実](1/6)
〜亮side〜
俺は本気で珠理奈が好きだ。
だけど、俺は珠理奈に近付く事も味方をすることもできない。
ー珠理奈が倒れる前の日ー
「あのぉ、私亮さんが好きです!」
『わりぃ。俺好きな人いるから。』
「……珠理奈ですか?」
『え?』
よく見ると前まで珠理奈と仲良くしてた美月って女だった。
「珠理奈なんですね。あのこいじめられてるじゃない曹サんな子のどこがいいのぉ??」
『は?俺が誰を好きになろうがお前に関係ねぇだろ。お前仲良かったんじゃねーの?』
「あはははっ!おっかしぃwww」
そいつは腹を抱えて笑いだした。
『……。』
「私と珠理奈が仲良し?ばっかみたいwwwそれに、私あんな女大嫌いよ!だってたいして可愛くもないのに皆に可愛いって言われて天狗になって、自惚れるのも大概にしてほしいわwwwそれにいじめられてるのに平気で学校来てるしwww可愛そうな子。私が主犯だとも知らずに。」
あ〜こいつ。
珠理奈の事分かってねーなwww
珠理奈は、こいつを信じちゃいねーしむしろ嫌ってる。
でも、こいつは珠理奈に好かれていて信用されてるって勘違い。
『それって、妬んでるだけじゃねーの?』
「っな訳ない!!!ふざけんな!!」
『ま、どーでもいいや。お前が主犯ならさっさと珠理奈をいじめんのやめろ。』
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