彼女の部屋の押入れで目が覚めたんだが/(^o^)\

*[彼女と俺と、好きという気持ちと。](1/15)
ーーー俺side。


俺「ソラに何かわかったか聞いてきます」


俺は屋根裏を出てソラの研究室に向かった。


プシュー・・・・


扉が開き、中には変わらずパソコンと向き合うソラの姿が。


俺(あの...すいません。何かわかりましたか?)


ソラ「ついに...できたわ」

ソラは目を輝かせて俺を見た。


俺(・・・・は?)


ソラ「見てこれ...水っぽくない水ようかん!!


俺(おぉ...これは。水っぽさが無いのに、水ようかんらしさを見事に失っていない。まさに...味の小宇宙や!!って、やかましいわぁ!)


ソラ「・・・・冗談よ。ちゃんとわかったわ」



俺(・・・・え?マジで?)


ソラは静かに話し出した。


ソラ「この現象はLove Transcendence現象。LT現象とも言うわ」


俺(あ、うん。それは知ってる。国利さんから聞いたから)


ソラ「国利...?・・・・まぁ、いいわ。それで...この現象はね?彼女に問題があるんじゃないの。あなたに原因があるの。それは由美子さんも同じ」


俺(・・・・俺に?)

ここに来てしまうのは...俺のせい?



ソラ「あなた...彼女のこと好き?


ソラは突然聞いてきた。


俺(・・・・な、何だよ突然。好きだよ。大好きだ)


ソラは小さく頷くと、目を閉じてこう言った。



ソラ「この現象を終わらせる為には...彼女のことを忘れるしかないわ



俺(・・・・・・・・え?)


彼女を....忘れる?



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