また彼女の部屋の押入れで目が覚めたんだが/(^o^)\

*[キツネのお面と屋敷の変な奴ら達。](1/14)
俺「また来ちまった...この屋敷に」


俺の目の前には、この前と変わらずバカでかい屋敷とバカでかい門が。


俺「何だろ...俺に話しって」


インターフォンを押し、しばらく待っていると扉が少し開き、またあのメイドが顔を出した。


メイド「・・・・また、あなたですか。このまま帰りますか?それとも私に罵られながら帰りますか?」


俺「いや...ここの主人に呼ばれたんですよ...」

俺だってせっかくの日曜日に来たくなかったよ。



メイド「・・・・どうぞ。お飲物はアールグレイにしますか?ハーブティにしますか?」


俺「昆布茶で...」


メイドは俺を信用してくれたのか、屋敷の中に招いてくれた。



屋敷の中に入ると変わらない純金のイスとパチパチと音をたてる薪ストーブが置いてあった。


メイド「どうぞ。ここでお待ち下さい。旦那様を呼んでまいります」


俺はメイドが持ってきた水を飲みながらイスに座った。



俺「あー・・・・ホントに金ピカだな」


俺は近くに置いてあった純金の猫の銅像を手に取った。




「あっ。ダメです。それに触ったら」


俺「えっ?あっ、すいません!いや、決して盗もうとしたワケじゃ...」


俺は声のした方を向いて謝った。




「あっ...いや。それお父さんのだから...」


俺「・・・・・・・・あ...はい...」


そこには、1人の女性が立っていた。



俺「・・・・」

キレイな人だな...。


「あ、もしかして...お父さんが呼んだお客さんですか?」


俺「え?あ...はい。そうです」



彼女「初めまして。私、彼女っていいます。今日はゆっくりしていって下さい」


『彼女』と名乗る女性は俺の手を握った。



「・・・・!!」


その瞬間。


俺の頭の中で、何かが弾けた。



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