*[合コンが始まったら。](1/16)
ーーー駅前広場。
俺「やっべ〜・・・・まだ予定の時間より30分も早いじゃん...」
遅刻してはいけない、と早くから準備を始めたら逆に早すぎてしまったようだ。
俺「まだ誰もいねぇよなぁ」
・・・・ん?
俺は駅前広場の噴水の前に立っている女が目に入った。
俺「な...何だ?あの女...」
片手にバカでかい剣を持っている。
俺「・・・・」
絶対やばい人だ。
俺は長年の経験から学んだ危機察知能力を発動した。
ああゆうタイプの人には絶対に関わらない方がいい。
とりあえず俺はその女とは反対の位置に腰掛けた。
俺(早く来ないかなぁ〜〜〜)
「おい」
誰かに呼ばれ俺は隣を見た。
俺
「(゚Д゚)!?」
隣には、いつの間にかさっきの女が座っていた。
俺「はわ...はわわわ!す...すいません!金なら渡しますからぁ!どうか命だけは...」
「金?・・・・おかしなことを言う男だ。これだから地球人は...」
俺「・・・・え?」
何て言った?
地球人?・・・・って何が?どうゆうこと?
俺「あの...すいません。あなたは...」
ゼノ「私か?私は...地球から4億光年離れた惑星ミリアヌスの第四王女。
ゼノ・カルマスだ。よろしくな。地球人よ」
俺「・・・・」
やばい人だった。
えぇ〜〜?絶対おかしいよ、この人。
4億光年とか離れすぎだろ!!
俺「な...なるほど〜・・・・それで...ゼノさんは何が目的で地球に?」
・・・・なんとな〜く嫌な予感がするんだが。
ゼノ「私は...これからこの地球で行われる
合コンとやらに参加するためにわざわざ来たのだ」
俺「・・・・」
予感的中したー。
当たっちゃったよ!嫌な予感が!
ってか王女じゃないの!?この人!
4億光年かけて合コンに来るなよ!
俺「・・・・そ、そうですかぁ。偶然ですね。俺も合コンに誘われたんですよ」
ゼノ「何!?そ...そうか!それは偶然だな!・・・・で、
どうなんだ?」
ゼノ...と名乗る女は俺に聞いてきた。
俺「・・・・あの。何が?」
ゼノ「だから...その。・・・・か、
可愛いか?私...」
俺「・・・・・・・・可愛いデス」
ゼノ「・・・・っ
///て、照れるではないか!バカもの!」
俺「・・・・・・・・・・・・はい」
俺はこの時、心から思っていた。
帰りたい。
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