親指姫
[イモムシ](1/1)


うっそうとした森の中、親指姫は歩いていた


「何をすれば良いのかしら…あら?あれは…」


ウンショ…ウンショ…


小さなイモムシが地面の上を歩いていた


「こんにちはイモムシさん、どうして地面の上を歩いているの?あなたは木の上にいなきゃダメじゃないの?」


「もちろん、さっきまで、木の上にいたのさ、美味しい葉っぱを食べていたら、急に強い風が吹いてきて、それで、吹き飛ばされてしまったんだ」


ウンショ…ウンショ…



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