親指姫
[親指姫の誕生](1/1)


お母さんは、それこそわが子を育てるような愛情を注いで種を育てました


…そして、3ヶ月後…


種はお母さん愛情を受けて、大きく立派に育ち、大きなツボミをつけました


「どんな花が咲くんだろうね」


ツボミを見つめるお母さんに、お父さんが声をかけました


「ほんと、どんな花が咲くんでしょうね」


「この大きさじゃ明日の朝には咲きそうだね」


お父さんもお母さんも期待で眠れず、朝まで話をして過ごしました


そして、やがて東の空が明るくなってきたころ、ツボミが開き始めました



- 7 -

前n[*][#]次n
/45 n

⇒しおり挿入


⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?

[編集]

[←戻る]