鈴の鳴る方へ
[飛び級](1/5)
元秘書はその後次の校長が来るまでの代理として校長の務めを行うことになる
「校長…」
校長の椅子を…机を…校長の証拠をまじまじと見つめる
しかしその時あることに気づく
「校長の机が綺麗になっている?」
誰かが入りそれを処分した。なぜ?
校長はなぜ書類をいじるなといった?
「この事に気づかせるためにわざといじるなと?…」
ありえない、敵に私を殺させないために考慮をしながらもこっそりとその事をこうやって伝える
「校長…分かりました。私が受け継ぎます
あなたの務めを」
─────────
「白井さんを倒した?鈴が?」
木嶋は目を見開き驚いていた
「正直ほぼほぼ負けだったよ、俺に有利な地形でこれだ。正々堂々やったら確実にやられてた」
「だろうな、白井さんは4年…七星剣士の中で未知の人間と呼ばれ恐れられている」
未知の人間ねぇ、確かにあんな女は人間と呼べるかどうか
「た、ただし誘惑を行使した攻撃をすると本人は豪語していたが…お前は大丈夫…だよな。あはは大丈夫だよな。何をバカな事を聞いてるんだ」
「あぁあれは凄かったな」
「凄かった!?どんな風にだ」
「んーきづいたらもう時すでに遅しみたいな?」
「気づかないうちに終わってたのか!?それでなぜ鈴が勝てた」
「相性の良い地形…おれの部屋だったからだ、広くないから相手の行動を制限しやすかった」
「そうゆうのを好むのか」
「は?」
「世の中の事を説くにはまだ私は若い…あぁ若い」
木嶋は何も言わずそういって立ち去っていく
「お前…学食の皿片付けてけよ」
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