鈴の鳴る方へ
[レジスタンス 後編](1/8)

この時七星剣士はすでにそれを知っていた。だから散会し見回り。怪しい奴を捕まえるため動いていた

こんなところで暴れられては困るから。ただ相手の数は不明、誰かも不明。こんな様子だと見つけるのは困難だ

木嶋が少し休憩しようと販売機の前に立ちジュースを買う

でてきたのはりんごジュース

プルタブをぷしっと開け腰に手をあて一気に口に入れる

「んっんっんっんっぷはぁ!やはりりんごジュースは美味しい!」


「お前なに独り言いってんだ?」


木嶋の前にいたのは鬼崎


「なんでもない、それで。どうだった?」


頭をぽりぽりとかき、頭を振る

「ここの生徒数は少ないから俺でも分かると思ってたんだが

「隠れているとしたら、生徒に部屋に戻ってもらうか、そうすれば自然と浮いた奴が現れるぞ」

「そしたらまた同じところをだな。」



──────


「校長先生どうなさるおつもりで?」

椅子に座る校長は身動き一つ取らず目の前にいる
秘書の言葉にも反応しない

警察は?もし死人がでたら。どうするおつもりですか!?」

無反応、かれこれずっとこうされてるけど困ったわ


と長く閉ざしていた口を開く

「まさか

校長は資料を取り出しペラペラとめくっていく

「目が見えないのでは?」

「片目の義眼を使えばある程度は脳に認識できるようになる。見えてるの定義が何かによるがな」

「そうですかではあの新入生も」

「まぁな。ふふふそうゆうことか流石に驚いたわい」

というと席を立つ

「どこにいくおつもりで?私も同行し

「なぁに少しリバビリしてくるだけじゃそれと今机にある資料には手を触れるな。動かすな。そしてそのまま少ししたら廊下に出て自らの部屋に帰り鍵を閉めろ」


何事にも動じない校長が何かに不安を覚えている

「私にも何か手伝えることは──」

「わしの命令に忠実に行え。お前はわしの次に利口な秘書だ」


校長は動きやすいように袖をまくり杖をつきながら廊下に出た


ドアが閉まる中 校長がこちらを一瞬見たのを見逃さなかった


──わずか1時間


校長が姿を消すまでの時間だ。

それ以降校長は何処かに消えてしまった



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