君が愛しすぎてつらい…
[出会い](1/1)
私、宇佐見 奈々中学三年生

三年生初の席替え。

くじ引きで決まる。

「63番…。」
やった窓際だ!

隣は…。

赤松 隼人くん…

赤松くんはこの学校の中で一番地味な男の子。
赤松くんは、メガネをかけていて
短い髪を後ろで結んでいる。

やっぱ地味だな…。

放課後

「あははははははっ奈々ってばついてなーい、隣が赤松だなんて笑」

一番仲良しの快浬ちゃん
すごく美人な友達。
「快浬ちゃん!声が大きいよ!
  赤松くんに聞こえちゃう!」

「大丈夫よ!赤松いないし」

確かについてないかも。

てか、話したことないな…

するとチャイムが鳴り皆席につく

怖い人なのかな。

すると、急にお腹がすごく痛く
なった。

(なに!?すごくお腹が痛い。)

すると赤松くんがこちらをチラッと見た。

!?

目が合い
私は、びっくりして目をそらした。

授業もなにがなんだか分からない。

次の時間になり、

体育でマラソンをする
最初に女子が走る。

すると快里ちゃんが心配してくれて「大丈夫?体育見学したら?」

って言ってくれたけど

「大丈夫だよ!頑張る。」

我慢!我慢!

快里ちゃんが
「無理しちゃいかんよ!」

「うん」

そろそろ始まる。

ピーーっと笛が鳴り
スタートし皆が走り出す。

まだ痛みが続く。

私は、もう限界で座り込んだ

もう皆の姿は見えない。

「早く行かなくちゃ」

立つと、座り込んだ所に血が…

私は、とっさに座り込んだ。

(どうしよう。私、生理!?)

「大丈夫?宇佐見さん!」

顔を上げると、

赤松くんが心配そうな顔で立っていた

(どうしよう。生理ってバレちゃう
 早く行ってよ!)

すると赤松くんが地面に付いた
血に気がついてしまった。

「宇佐見さん、どこか怪我した    の!?」

(! バレちゃった)

もう私は、正直に言った。

「違うの。…ただの生理…だか   ら。」

(もうヤダ…消えちゃいたい…)

赤松くんは、顔を真っ赤にしていた。

すると

(!)

赤松くんが私をお姫様抱っこし

「保健室まで連れて行くから
   ちょっと我慢してね!」

(赤松くんの真剣な顔…)

私は、うなづき
「うん…」

無事保健室に着いた

私は、私はベッドの上に寝かせられた。

保健室の先生が
「大丈夫よ!でも大変だったわね  マラソン一位選手なのに」

(!?)

「いえ、宇佐見さん朝から顔色悪かったんですよ。」

(ぇ… 気付いてたんだ…)

保健室の先生
「じゃあマラソン戻って!」

赤松
「はい。」

保健室のドアが閉まる音がした。

(なんだ…。赤松くん、悪い人じゃないじゃん。)

五十分後

カーテンが開いた

保健室の先生
「さっ!教室戻りなさい!」

ニコニコしながら言われた

教室のドアを開けると
快里ちゃんが私の方二走ってきて

「今向かいにいこうと思ったの!大 丈夫?」

「うん!」


「よかったぁ〜」 
快里ちゃんがホッとした顔をして言った。

「それにしても、隣が赤松だなんて、可哀想に」

快里ちゃんが言ったとたん

ガラガラっとドアが開く音がした。

「赤松くん!?」

「隣が嫌なら先生に言って変えてもらいなよ。」

次の日

「奈々!奈々!先生に席のこといっておいたから、机つるの手伝ってあげる!」
快里ちゃんが机を持ち上げた。

(いやだ…)
バンっ!
私は、快里ちゃんが持ち上げた机に思いっきり両手を置いた。
「私、赤松くんの隣がいい!」

すると、赤松くんが来た。

私は、
「おはよう!」と赤松くんに向かって言った。

すると、赤松くんが
「おはよう」とニコッと笑っていってくれた。

それから私は、赤松くんが、好きになりました。








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