僕の好きな女と、
[⇔クリスマス。](1/22)
「若那、話したいことがある」
そう言って君を呼び出す。
目的は勿論、クリスマスのこと。
「…は、な、したい、こと…?」
なんだかカタコトな言葉。
…ん?
「そ、それ、って、も、もしかし、て…わ、わかれ…ばな…」
俯きながら若那は言う。
………は。
しばらく俺は無表情で若那を見ていた。
なんでそんな思考回路…
さすが。
「え、…ほんと、に…?」
今度は顔を上げる。
泣きそうな顔だった。
……過剰妄想…
もうちょっとだけ
いじめてみようかな。
「…さあ?とにかく、来て」
曖昧な言葉を投げかける。
「…………は、ぃ…」
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