彼の側にモンスターちゃんあり
『グチャグチャ・・・・・・ボリボリ・・・・・・グチャグチャ・・・』
その子は暗い部屋の中で、1人黙々と「人を」食べていた。
その口からは真っ赤な血が流れ落ち、先程まで生きていたのだろう人間が横たわっていた。
死体は1人ではなく、無残にも山のようにあり、どれも首を食いちぎれていたり、手足がなくなっていたりしていた。
「グチャグチャ・・・・・・ボリボリ・・・・・・・・・ん?えっと・・・いらっしゃい!」
その子はこちらに視線を感じたのか、俺と目を合わせると元気に挨拶をしてくれた。
口には血がベットリとつき、白かったであろうワンピースは真っ赤に染まっていた。
そう、これが俺とその子の出会い。
出会いはとても最悪でした。
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