ホテルで上司との関係
[さざなみ](1/17)
第4章 さざなみ
圭一side
圭一は自宅でパソコンと向き合って
いた
…よし……これはこれで十分だろ
一つずつフォルダーを開きながら
確認をしていく
あとは昨日の書類に目を通して__
圭一が側にある書類に目をやり、
苦い顔をして床に倒れこむ
…思ったより多いな
こりゃかなりかかるぞ
圭一はやる気が失せ目を閉じる
面倒だなー……それより昨日朝倉の
言ってた話が事実だとしたら
そしたら来月からアイツ…狩生が、か
学生時代を思い出してゾッとする
部長…か
学生時代はアイツ生徒会長だったな
あんな奴でもフツーに制服着て
学校にいたんだよな
「成田。制服のネクタイが緩んで
いる。正せ」
「はあ?生徒指導でもあるまいし」
「ネクタイで首を絞められたく
なかったらさっさと直せ。それから
言葉遣いもだ」
「ならその偉そうな態度なおせ」
ゾッと身震いした
ま、アイツがあんな風になった理由を
知らないわけじゃないけどな
圭一は再び目を閉じた
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