裏切りの間
[第2章](1/18)
1.御三家の裏切り
天音は御三家の3人に無理矢理連れられて、裏切りの間へと連れて行かれた。
薄暗くて血生臭い、ずっといられなくて、反吐が出るほどだった。
「お前ら、こんな事して…許されるとでも思っているのか?」
「黙れよ、お前はもう、ただの凡人なんだよ!」
陸が冷たく言い放つ。
確かに、父親と連絡が付かない。信じたくないが、光留の言っている事は、間違いなく事実なんだろう。
「それにしても、こんな機会が出来るなんてな♪」
海斗がクスクス笑いながら言った。
「機会?」天音は、首を傾げた。
「そっかあ、良い機会だし、教えてやるよ♪」
海斗がグッと天音の髪を掴んで言った。
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