プラシーボ
[土砂瓦解](2/74)
瑞穂の家は非常に広い
まだ数回しかきていないから当然だが何処にどんな部屋があるのかほとんど知らない
だから何処に何があったって驚きはしない
……そう思っていたのだが
『これは魔法障壁のかかった扉?』
溢れ出る魔力の跡を追って進んでいった結果、一つの大きな扉の前に着いた
白い大きな両開きの扉
春樹はこれと同じものをよく見ていた
『軍で使われてる最新の防御壁がなんでこんなところに?』
指紋と魔法痕と呼ばれる魔法使い特有の生態痕を識別することによって開く扉
軍で重要な施設に設置されているものだ
確かこの一つのシステムで数億円はくだらないものだったはずだ
一般家庭にあるようなものではないはずなのだ
- 500 -
前n[*]|[#]次n
⇒しおり挿入
⇒作品レビュー
⇒モバスペBook
[編集]
[←戻る]