また、君と【番外編開始】
十章 好きって伝えます! ( 1 / 15 )
ガヤガヤ.....
もう、人がいるの?!
ヤバイ、緊張でお腹が痛くなって
きた。
緊張すると腹が痛くなるんだよね…。
「安心してください。僕が近くに
いますから。」
『え!沖田さんが近くにいるんで
すか?』
それはそれで緊張するんですが。
「はい、一番隊組長ですからね!」
ギュッ
あわわわわっ
手繋がれた!
心臓が………。
好きって分かると余計に意識しち
ゃうんだ!
「では、中に入りましょうか。」
『あ…はい!』
ドキドキ。
違う意味で緊張するな、手を繋が
れてると……。
スー……
「さ、主役が先に入らないと!」
トンッ
沖田さんの声とともに私は背中を
押され気付けば広間の中央に来て
いた。
皆の視線が集まる。
薫ちゃんは薫ちゃんのままで…。
ふと沖田さんが言った言葉を思い出す。
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