五章 隊士or女中になる？！ ( 13 / 13 )
「合格だ…。」
眉間にしわを寄せた土方さんが
言ってきた。
嬉しくねぇぇし！
そんなどす黒い声で合格って
言われても全く嬉しくねぇ！
「わぁ、よかったですね！」
パチパチと拍手しながら言う沖田さん。
「合格したって事は薫は隊士って事だよな、土方さん。」
藤堂さんは眉間にしわを寄せた土方に
問い掛けていた。
てゆうか、隊士？
そういえば…隊士になるための入
隊試験とか言ってたような…。
すっかり忘れてた！
ま、ま、ま、まさか…。
『私は隊士決定な感じですか？！』
「あたり前だろ馬鹿っ！何のために
合格って言ったんだよ！」
うわ―…。
なんか呆気なく隊士になっちゃった。
頑張るぞ、自分！
まだ、この時は深く考えていなかったんだと思う。
隊士になることで…どれほどの
苦しみを味わう事になるか―…。
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×しおり×
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