『兄を殺すため』 ~The world of Otomashi~
◎「死ねばいいのに」(1/11)
俺は、シャワーを浴びた後にトレーニングルームへと行こうとした。
すると、扉に相談所という札が貼り付けられている。
試しに開けてみると底には幽霊の群衆がいた。
「おい、なんだこれは?」
「扉にかいてるでしょ。」
「だから、これはなんだ?」
予想はついている。
「幽霊のみんなの悩みを聞いて成仏さす相談所!」
。。
「んな、事やるんならお前が成仏しとけ」
俺は、たびたび幽霊にあうことがあった。なぜか、昔から霊感があるらしく、昔はてこずったもんだ。
だが、今は違う。
ちゃんと対応できる心の豊かさを身につけた。
部屋を見ると俺の筋トレグッズが錆びてボロボロになっていた。
対応力を身に…つけた…
1人の幽霊が部屋の壁を突ついていると…
ゴキブリの大群がでてきた。
ミニ…ツケタ…ンダ…
ゴキブリが飛んできて俺の頭にのった。
で
「出てけー。。。。。。。ァ」
はぁ、シンドイ。
幽霊は外に放り投げ、ゴキブリは完全殲滅さした。
俺は、自分の力を全て使い果たした。
マヂ、
「死ぬ〜」
「大丈夫?」
グハ
「なんで、まだ居る!?」
「私、地縛霊だから」
追い出すのは不可能か…
プルルル、プルルル、プルルル
携帯がなった。
はぁーだり〜
俺は、家を飛び出して暗闇の中へと飛び込んでいった。
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