堕天使の詩
[堕天使 其の十ニ](1/1)
君と共に過ごす時間が当たり前で
ごく当然のことのように思っていた

思いもしない出来事が起こるなんて
頭の中に1ミリも思っていなかった

こんなに君と一緒に過ごしてきたのに
想いもひとつだったのに
夢を共に歩んでいくと誓ったのに

君が居なくなってしまうなんて

もう君と話も出来ない

もう君の姿を見ることが出来ない

もう君と共に夢を語り
夢に向かって進むことも出来ない

日常にもう君がいないんだ


目の前が真っ暗で何も見えない


いや

見ていないんだ

なんにも


君を失った衝撃が激しくて

全てを受け入れられなくて

全てを拒絶してるんだ


だからって

居なくなった君が
戻って来るわけでは無いけどね

分かっているけど
分かっているけど

でも
どうしようもないんだ









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