午後から雨が降りだした。
おかげで美容室までのバスが大幅に遅れた。
遅刻の旨をメールで伝えて、時間ないからコンビニでカントリーマームの詰め合わせを2つ買ってバスに乗った。
美容室についた頃には既に20分の遅刻だった。
「すみません、遅れてしまって…。これ、よろしかったらみなさんでどうぞ」
そう言ってコンビニの袋を差し出す。
せめて、袋だけでも違うのにすればよかったなー…
テキトー感がはんぱない。
「あっ!ありがとうございますー」
そう緩く答えてビニール袋を受け取ったのは、「あの」藤原さんで。
メールのやりとりもあってか、なんだか少しドキッとした。
「雨の中すみません、しかも遅くに。ありがとうございます」
にこっ、というよりは、にへらっと笑った藤原さん。
その顔はなんかこう、母性をくすぐる感じ?
声をかけられたときに受けた爽やかな印象とはまた少し違った。