「直感って、俺は信じるよ。」
[「かわいいから、俺がやる」](1/2)






午後から雨が降りだした。



おかげで美容室までのバスが大幅に遅れた。

遅刻の旨をメールで伝えて、時間ないからコンビニでカントリーマームの詰め合わせを2つ買ってバスに乗った。




美容室についた頃には既に20分の遅刻だった。




「すみません、遅れてしまって…。これ、よろしかったらみなさんでどうぞ」



そう言ってコンビニの袋を差し出す。

せめて、袋だけでも違うのにすればよかったなー…

テキトー感がはんぱない。





「あっ!ありがとうございますー」



そう緩く答えてビニール袋を受け取ったのは、「あの」藤原さんで。

メールのやりとりもあってか、なんだか少しドキッとした。



「雨の中すみません、しかも遅くに。ありがとうございます」


にこっ、というよりは、にへらっと笑った藤原さん。

その顔はなんかこう、母性をくすぐる感じ?



声をかけられたときに受けた爽やかな印象とはまた少し違った。



- 14 -

前n[*][#]次n
/15 n

⇒しおり挿入


⇒作品レビュー
⇒モバスペBook

[編集]

[←戻る]