魂。
魂とは、一体どの様な物なのか、考えた事はあるだろうか。辞書を引いてみると、『生きている動物の、生命の原動力』と記されている。
それから分かる事は、魂とは、概念。形としては存在していない、『目には見えないエネルギー』と言う事になる。
しかし、この世界軸の者達が考える魂の定義はそうではない。何故なら、この世界軸の者達の魂は、形がある物。『目に見えるエネルギー』なのだから。概念では無く、認識できる物。
生命の原動力である事は同じだが、この世界軸の者達の魂は、目に見え、形がある。魂と生きている者は、互いに寄り添い、支え合い、死しても尚共にいる。そんな存在なのだ。
その目に見える魂の形。人々はそれを、『魂器』と呼んだ。