隣人はクールな同期でした。

  ...*..[歯車が変わり始めました。](1/8)

「やってしまったぁぁぁ〜〜〜…」


休憩室のテーブルに突っ伏し
“あのとき”の事を思い出して
頭を抱えてしまう。


そう…あのときの
あの“キス”の事。


もちろんそれ以上の事は何もなかったよ。
え、それ以上って・・・
想像に任せますが…。

煌月が落ち着いたところで
アタシは自分の部屋に戻ったし…
なんとかしてあげたい気持ちの方が上回っていたから
その件を思い返す事もなかったんだよ。


なのに…


「なんでアタシ
 煌月とあんな…」


今更になって後悔の真っ最中。

『事故でした』で片づけられる案件じゃない。
だって誰がどう見ても(見られちゃ困るけど)
間違いなく意思を持っての行動だったワケだし…

かと言って
『じゃぁなぜキスしたの?』って聞かれても…
逆になぜだったのか
アタシも知りたいくらいでして…

それについては
煌月もどう思っているのか
まだ聞けていない…。


なんて聞いたらいいのやら。

『ねぇねぇ〜
 アタシ達、キスしちゃったね〜
 なんで?なんで?』



・・・・イカれてるな。



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