彼はカレの友達

[１週間(仮題)](1/35)

週が開けて月曜日。

なぜかまた、このメンバーでランチ。

わたしの足を見た遥香の第一声。

「ホントだ！軽装備になってる。
佳樹先輩が送迎してくれるお陰で、治りが早いんだよ？わかってる？」

「わかってる。佳樹先輩には感謝してます。」

アパートに少しの間住まわせてもらったのは秘密だけど。

「沙耶ちゃんが、若いからだよね？」

いつもの、わたしをからかう時の顔で言うから、

「少なくとも佳樹先輩よりは若いです。」

「若いと言えば、沙耶、この中で一番若いんじゃない？」

と七海。

「アタシは４月生まれで、遥香は６月だから、もう19だもんね。」

「沙耶ちゃんは何月？」

と、陸翔先輩。

「今月です。」

「23日って、日曜日だから、ランチおごってあげるよ！」

「遥香、陸翔先輩とデートじゃないの？」

遥香と陸翔先輩が目配せしてる。

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