カラダトココロ


◇新木高史 (1/31)
→中学生たかちゃんストーリー



俺の名前は たかちゃん!
…じゃなくて高史!
昔からあだ名は たかちゃん!

今日から中学生だぜ!
友達できっかなー
期待と不安を背負って、
初登校中。

『おっはよーう!』

とりあえず小学校から仲の良かった太一に挨拶。

「お、たかちゃん!相変わらず元気だな〜」

『だって今日から中学生だぜ!?憧れの制服生活だぜ!?』

「…ぶかぶかだけどな(笑)」

『おま…っ、それを言うな!』

「ははははっ」

自慢じゃないけど俺は
背が低い。
そこらへんの同級生よりも断然、低い。
ちなみに太一は、俺よりでかい。周りの同級生よりも少しでかい。



「お、見えたぞ」

あっという間に中学校が見えて、沢山の生徒が中に入って行く。

『よ〜し』


俺は目の前の中学校を見て、テンションが高ぶり、校門に向かってダッシュした。

「おい!」

太一が突然走り出した俺に驚いていたのがわかった。
途端に太一も走り出す。

俺は校門直前のところで、
くるっと振り返り、太一に早く来いよと手招きした。
そのまま後ろ向きで少し進んだら

「危ない!」

ドンッ

太一の声と同時くらいに俺は突然何かにぶつかった。




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