□カラダトココロ (1/2)
私と茜は涙が枯れるまで泣いて泣いて泣きまくった。
私は茜に手術のためにお金を貯めていることを話した。
ヒカル『茜…時間はかかるかもしれないけど、この嫌でたまらない体からおさらばしたら…付き合って欲しい』
アカネ「やだ」
そうだよね、さすがに
「今すぐ付き合いたい!」
『へ…?』
思わず気の抜けたような声が漏れた。
「茜はいいよ!このままのひいでも。手術までのひいも茜が支えてあげる!」
そう言って茜が強く私を抱き締めた。
『ありがと、茜』
「じゃあまた明日ね!」
私が来た時の茜とは別人のような笑顔。
『うん、明日ね』
ガチャッ…
『あれ!?健太とたかちゃん!?』
茜の家から出ようと、扉を開けると、そこには健太とたかちゃんが立っていた。
明らかに目が泳いでいる。
『まさか全部聞いてた?』
タカシ「まっまっさか〜」
たかちゃんは嘘が下手だ。
まだ少し半開きの扉の隙間から、茜が明るい声で言った。
アカネ「そーゆうことだから!たかちゃんごめんねっ(笑)」
茜が照れくさそうに笑う。
タカシ「な!なんで俺に謝んだよ〜意味わかんねーっはは、は」
アカネ「たかちゃんわかりやすすぎ(笑)」
「「ははははっ」」
ケンタ「良かったな、光」
健太が満面の笑みで言った。
ヒカル『色々さんきゅ。』
タカシ「ま〜俺は祝ってあげないけどな!で、でもまあ…光が幸せになれればそれでいっか〜」
ありがとうたかちゃん
ありがとう健太
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