君より美しい花などない
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____…

ピピピッピピピッ…

バンッ


ハァハァッ!


「…………… 」






「んーーーーっあぁーよく寝た……ん??これって遅刻ってやつか…」



ピーンポーンッピーンポーンッピポピポピポーンッ

「っんだよ!うるせーな朝から俺はモニコなんて頼んだ覚えねーぞったくー」

太陽がこれでもかってくらい元気に世の中を照らしてる朝

すがすがしい気持ちで起きたのに
雑音でぶっ壊される。


「おっはよーっ美咲!っておい!まだ着替えてねーのかよー、つか汚ねえっ!」


こいつは
岩本優(いわもと すぐる)
高2 茶髪 身長176
高校はいってから勝手に俺になついてきたお節介なやつ、こーやって頼んでもねーのに毎日毎日迎えにくる。


そんなアホな優は俺の部屋に勝手に入ってきて、床に沢山散らばってるゴミを踏みつけ「っげ〜」っと嫌な顔をし片付けろ!など俺にいってくる。


俺は「あぁー…そのうちなー…」っと適当に答え頭をかきながらあくびをし布団の中に潜り込む。

優「そのうちなー…じゃねぇーよボケっ!つか、寝んな!学校だぞおい、いくぞほら!」


布団はがされ俺はもぉーと言いながらしぶしぶ支度をすることにした



朝から騒がしーけど、最近はこれが日課こいつのおかげで俺は授業にでれて進級もできてるから、なんだかんだ助かってる。


んで、俺の名前は
坂本 美咲(さかもと みさき)
高2 金髪 身長170 
親がいねぇーからクソ汚ねぇオンボロアパートで1人暮らし
優と同じ青山男子学園にかよってる。自分でゆうのもあれだけど学校では俺人気者みたいでイケメンらしー。
ありがたいねー人に好かれるのは悪くないしね。



まぁこんな感じでたのしくすごしてます。








 そんなこんなで優にひきずられながら無事学校に到着。


クラスも優と一緒教室につくまでに、ワーキャー騒がれるのは何時ものこと。それをスルーするのも何時ものこと


ここは男子校、なんてゆーんだろホモが多いんだよ

女に飢えてて男に走る奴らはやまほどいるから


優「おい、美咲たまには手ぐらいふってやってもいいんじゃねーの?」



ニヤニヤしながら俺にはなしかけてくる、こいつは何時キャーキャ〜言ってるやつに手をふったり声をかけたり
あれだ、たらしだ


優は俺からみても顔が整ってる
つまりイケメンってことだ
だがこれをいうと直ぐに調子にのるから絶対いわない


「おめーじゃねーんだよ、なんで好きでもない奴に手なんかふんなきゃなんねーんだよアホかっ」


おれはポケットに手を突っ込み歩きながら言う


優「はいはいーっそーですかっ」

クシャクシャ

優は俺のあたまをなでる



俺これ好きなんだよなーなでられんの


優「お前かわいーなっ すぐ顔にでる」

ぷぷっと小さく笑いながら
また撫でる
優も俺が撫でられるの好きなのを知っててわざとやるんだ

「うっせタコっ!」

パシッ

俺はその言葉が恥ずかしく優の手を払いのけた

優「はいはい」





 キーンコーンカーンコーン……



…き…さき……みさき!


優「美咲!おきろーって!」

あぁーこの声は優だ
ってことは…

「なに?学校おわった?」

軽く目だけあけ優の方を見る
少し顔の赤くなった優の顔が目の前に


優「お、おう、おわった。っつか寝起きの顔お前ヤバイからっ///」

あぁーだから顔赤いのね

「あぁーわりっきをつける。つってもどー気をつけるんだって話だけど」


優「お前このあと……」


「あぁ仕事」


優「そっか、その前にお前ん家よっていーか?」

優は申し訳なさそうに俺にいう。


「俺は全然いーよ、部屋きったねーけどな」

ニカっと優とは反対に笑顔で答えた









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