朔は、後ろのドアを閉めながら、
アパートに消える彼女を見送り、ふぅと一息ついてから
車に戻った。
そして、運転席のドアを閉めた時点で
あることに気付いた。
あっ!!
俺、デスクの下に彼女へのプレゼント置いてあったんだ。
朔はガックシと顎をハンドルの上に置くが、今更取りに行く気になれず
シートベルトを締めると車を発進させた。
その様子を、日和は2階の自室のカーテンの隙間から覗きながら
「新井くん…か。」
と意味深に彼の名をつぶやいた。