「お父様に対してなんて口聞くんだよ。」
「俺の父さんは月城龍仁ただ一人だよ。
要件だけさっさと言ってくれないかな。匠さんみたいに暇じゃないんだよ。」
「……近いうち、お前と潰し合うことになる。俺はどんな手段を使っても引きずり落とすからな。」
ふざけるな。僕の大切な人達に危害は加えない。絶対に守ってみせる。
「やれるもんならやってみろよ。俺は逃げも隠れもしない。全部守ってみせる。」
その後は勢いに任せて電話を切り、家に帰った。そして、夜の巡回までに時間があったので久しぶりに組員と組手などをして過ごした。