学園ヤンキー★続編
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夏休みもあっという間に終わり、
就職組は就活に向けて慌ただしかった。
「………お前らなぁ……」
HR中、浦田先生は就活組のアンケート用紙を見て大きなため息をついた。
私はHR中に受験勉強をこっそりとしていた…。
「…就活組!一旦携帯触るの辞めろ!!!」
いきなり大声を上げビクッとなった。
「なんだよ、浦ちゃん…」
「お前ら…全員揃って提出し直しだよ!!!」
「「「はぁーーーーー????」」」
「はぁー?じゃねぇよ…。
明日までにちゃんと書き直してこい!!!」
1人ずつアンケート用紙を返却していると、
いきなり浦田先生に軽く頭を叩かれた。
「痛っ…」
「…真面目に受験勉強するのはいいが今はHR中だぞ」
「おい浦田!千晃ちゃんに手出すんじゃねぇよ!」
「そうだ!そうだ!」
「お前ら…伊藤の彼女か?笑」
「天使を守るのも俺らの仕事だぞ!」
「いやいや、お前らに守られんでも俺がいるから!」
「「「ヒュ〜〜〜!!!」」」
いきなりにっしーが後ろから抱きしめられた。
みんながいる前で恥ずかしすぎる…
パシン…
「痛っ…」
「…お前が1番おかしなこと書いてんだよ!!!」
「は?普通だろ!!」
「にっしー何書いたん?」
「見たい!見たい!!」
「浦ちゃん見せてくれよ!!」
みんなで、にっしーのアンケート用紙を覗いてみると…
「……お前アホやろ…」
「……見なきゃよかった…」
「……アホすぎて何も言えねぇ…」
「……にっしーバカすぎる…」
「だろ?」
そこには "千晃の旦那になる" としか書かれてなかった…。
「はぁ〜?千晃そこは喜べよ!」
「喜ぶも何も…第1希望から第3希望まで全部旦那旦那っておかしいでしょ!」
「ヒュ〜西島羨ましい〜〜!!!」
「俺も結婚してぇ〜〜!!!」
「まずお前相手いねぇだろ!!」
「お前ら全員ズレてるんだよ…」
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